すーさん
前回の「紅葉狩り」についての話にゃ!
たくどらくん
でもさ、なんで「狩り」っていうんだろうね?紅葉を捕まえて「やった、今日の夕飯は紅葉だ!」なんてならないし…
すーさん
普通「狩り」って言ったらウサギとかを追いかけるイメージだけど、紅葉を追いかけるのはちょっとシュールだにゃ。でも実は、昔の人は紅葉を「見つけて楽しむ」って意味で「狩り」って言ってたんだにゃ。
たくどらくん
なるほどね~つまり、紅葉を追いかけて「お前は今日から俺のものだ!」って言うわけじゃなくて、眺めて楽しむてことなんだね!
すーさん
奈良時代から室町時代にかけて、貴族たちの間で広まった娯楽らしいにゃ。美しい紅葉を鑑賞しながら和歌を詠んで楽しんでいたそうにゃ!
たくどらくん
なるほどね!じゃあ「狩り」って言っても、戦利品は写真とか思い出ってことか!
すーさん
紅葉狩りは、自然の美しさを「見つけて楽しむ」っていう、なんとも贅沢な遊びだったんだにゃ。
たくどらくん
紅葉が全然色づいてなかったら「今年の紅葉はまだ狩れないな…来週また来よう」って、狩猟の猶予みたいな感じだよね。
すーさん
でも本当に綺麗に色づいた紅葉を見つけた時の感動は、やっぱり格別だにゃ。だからこそ、「紅葉狩り」っていう優雅な言葉が生まれたんだにゃ。
たくどらくん
よし、今度の休みにでも行こう!紅葉狩りで心も目もたっぷり満たして、思い出をいっぱい狩ってこようね!
すーさん
紅葉狩りならぬ思い出狩りにゃ!